着物の四季

着物の四季(春夏秋冬)

四季にあわせて着物を選びましょう

この季節は何を着ればいいのかな?とは、着物を着る機会の多い方でも悩むことが多い疑問のひとつ。
わかりやすく年間カレンダーにしてみましたので参考にしてください。

着物の四季
※スマホの方は画像をタッチで拡大してご覧ください

注1 10月に単衣をお召しになる時は夏帯より袷用の名古屋帯が良いでしょう
(5月末の単衣は夏帯が涼しげです)
注2 麻の着物をお召しになる時は麻の襦袢が添いが好いようです

着物TPO

きもののTPOを考えてみましょう!!

生活の色々な場面できものを着てみる事はとても優雅で、楽しいものです。
でもそんな時、よく気になるのが『こういう時にはどんなきものを着ればいいの?』ってことではないでしょうか。
ここでは簡単ではありますが『こんな時はどんなきものを着たらいいの?』という疑問にお答えしてみようと思います。

結婚式に招待された時

●新婦の友達
振袖、訪問着、附下がいいでしょう。
式場ができるだけ華やいだ方が新婦も喜びます。
できるだけ振袖で。あなたがミセスでも友達のテーブルに座るなら振袖でもO.K。
色無地でも失礼にあたりませんが、周りの華やかな雰囲気に負けてしまいそうです。

●新郎・新婦の親戚
ミセスは黒留袖が原則。ただ親類や叔母など血縁関係が薄いときは色留袖、訪問着でもO.K。
附下、色無地も失礼にはあたりませんが、周りの華やかな雰囲気に負けてしまいそうです。ミスは振袖か訪問着が良いでしょう。

●招待客
色留袖が原則。最近は訪問着を着る方も多いです。
附下、色無地でも失礼にはあたりませんが、周りの華やかな雰囲気に負けてしまいそうです。

華やかなパーティーでは

●主催者側
訪問着が良いでしょう。ただ、大きなパーティや目上の方が大勢いらっしゃる場合は色留袖を着るのも良いでしょう。

●招待客
訪問着が正式です。ただ、パーティの規模が小さい時は、附下や色無地でも良いでしょう。
ティーパーティや友達同士のプライベートな集まりなら小紋のきものでもいいかも・・・

クラス会に出席する時

何年かに1度、昔のお友達が集まる機会、おしゃれな感じでまとめたいですね。
何十年に1度などという大規模なクラス会の時は訪問着や附下もいいですが、小人数の時は小紋や紬のきものも楽しいでしょう。

観劇にお出かけ

小紋や紬のきものでおしゃれを楽しみましょう。
紬地の染め物や、附下などを着てらっしゃる方もおられるようです。

お茶会に招かれた時

原則として紬のきものはさけましょう。
お初釜や大きな茶会はお振袖や訪問着、附下などを着ます。小さな茶会は色無地、附下、小紋などですが、自分の師匠に聞いてみるのが無難でしょう。
およばれの茶席は、小紋か色無地が良いでしょう。
困った時は、1ツ紋の色無地をお召しになれば失礼にはなりません。

ちょっとお出かけする時

小紋や紬のきものでフラッとお出かけしましょう。
どんな高価な洋服よりもあなたを個性的にひきたたせますよ。

弔事の席で

●通夜
色無地に黒共帯、又は法事用のグレーの帯。
上に一ツ紋の黒羽織を着ます。親族、お参りの人、いずれもです。

●法事
通夜と同じお召物です。
但し、関東方面の方は一周忌でも黒喪服を着る方が多いようです。

【附録】 帯のコーディネイトのヒント

留 袖

袋帯(金地か銀地。柄の配色に合わせて)

色留袖

袋帯(金地か銀地。地色、柄の配色に合わせて)

訪問着

袋帯、綴名古屋帯

附 下

袋帯、綴名古屋帯

小 紋

袋帯、綴名古屋帯、汐瀬染帯、織名古屋帯(八寸、九寸)
(金銀を多く使ったものは控えましょう)  

紬 

袋帯、綴名古屋帯、汐瀬染帯、織名古屋帯(八寸、九寸)
(金銀を使ったものはできるだけ控えましょう)